格安SIMの基礎知識

そもそもSIMってなに?SIMカードの基本

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「なんやねん、シムって!」

ご説明します。

意外とその本質を知られていないSIMカード

SIMとは、
Subscriber Identity Module(サブスクライバー・アイデンティティ・モジュール)の略で日本語にすると「加入者識別規格」となります。

これですねー。
これはソフトバンクのiPhone4Sに入っていたSIMです。

ソフトバンクMicroSIM

裏はこのように集積回路、ICチップが見えます。

ソフトバンクMicroSIM

一般的にSIMとSIMカードは同じ意味で使われます。このサイトでも時と場合によってSIMだったりSIMカードとも呼ぶのでご了承下さい(笑)。強いて言うなら物理的なことをお伝えしたいときにSIMカードと「カード」をつけて呼ぶことが多いかも。

携帯端末にこのSIMカードを挿入することでその端末は通信が可能になり電話やインターネットが出来るようになります。

SIMのことは知ってても意外とその生い立ち?やどんな情報が入っているのかちゃんと説明できる人は少ないでしょう。

実際に私もそうでした(汗)。が2015年秋にMVNOの代表格であるIIJmioのセミナーに参加したことろ、このSIMについてじっくりと説明を聞ける機会がありました。それまで知らなかったこと、漠然とそうだろうなと思っていたことを細かく説明いただいたのです。

その時のメモも参考にしながら今回のSIMの基本を投稿します。

SIMはICカードのある部分を切り抜いたもの

現在SIMには標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMの3つが存在し各々サイズが異なり、規格に定められています。

元々SIMはクレジットカードの大きさであるICカード(分かり易いところだとJR東日本のSuciaなど)で、そこからICチップを含んだ部分を携帯端末への挿入にふさわしいように切り抜いたものです。

これは実際に格安SIMを購入すると一目瞭然。パッケージの中にICカードが入っていてサイズにそって抜かれたSIMが2つの爪だけでカードとくっついています。

使う時にはこの爪を折ってSIMカードを抜き出すのです。

SIMカード

何でもICカード化?

ICカードはここ10数年で一気に普及しました。
もっとも一般的になった要因は鉄道会社の定期券に採用されたことでしょうか...?現在では銀行のキャッシュカード、クレジットカードにも多く利用され運転免許証もICカード化しています。

ICカードにはICチップが埋め込まれています。ICチップの記憶容量は従来の磁気ストライプと比べて数十倍から数千倍!またセキュリティ面でも情報を抜かれにくい作り。よってICチップの価格低下とともに利便性の高いICカードが一気に普及したんです。

ICカードは日本国内では大日本印刷(DNP)がトップメーカー。メーカーで製造されたSIMカード(=ICカード)はIC固有の番号が登録された状態で通信キャリアに出荷されます。

SIMカードには何の情報が入っている?

通信端末に挿入するSIMには主に4つの情報が記録されています。

  • 暗号化キー(通信を暗号化する仕組み)
  • ICCID(SIMカード固有の番号、メーカー出荷時には既に登録済み)
  • IMSI(契約者の識別番号、固有の番号)
  • 電話番号

逆にいうとこの主な4つの情報がひとつでも不足しているとそのSIMを通信端末に挿入しても通信は出来ません。

上記のようにICCIDはメーカー出荷時点で登録済み、残り3つの情報をSIMカードに登録しているのがdocomo,au,ソフトバンク、の通信キャリアになります。

キャリアが行うプロビジョニング

大手キャリアの店舗で携帯電話やスマートフォンを契約する時、残りの3つの情報を店舗でSIMに登録します。この登録作業のことをプロビジョニングといいます。

プロビジョニングを行うには専用のシステムが必要で、docomoであればアラジン、ソフトバンクはジニーというシステム。

ちなみに現在各キャリアがユーザー向けに公開しているWEBからのサービス登録、変更の仕組み(Mydocomo、マイソフトバンク)はこのアラジン、ジニーの一部の機能を公開しているもの。

プロビジョニングが完了すると、晴れてそのSIMカードは通信可能なSIMになります!

SIMカードは大手キャリアしか作れない

現在日本国内でSIMカードを作れる(=プロビジョニングできる)のは大手キャリアです。

では格安SIMは誰が作っているの?という疑問にたどり着くでしょう。実はこの答えも「大手キャリア」です。格安SIMもdocomoとauが作っていると理解して下さい。

ただ最近ではMVNOでプロビジョニングを完了させるケースもあるようです。その時はプロビジョニング専用端末を大手キャリアが貸し出すのだそうです。

SIMカードの基本・ポイント

大事なポイントをまとめます。

  • SIMカードとはICチップを含んだカード
  • 通信端末によって3つのサイズ(標準SIM・マイクロSIM・ナノSIM)が存在する
  • SIMには通信に必要な情報が登録(=プロビジョニング)されている
  • SIMをプロビジョニングするのは大手キャリア

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