格安SIMの基礎知識

大手キャリアの闇!MVNOの格安SIMが「格安」な理由

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格安SIMは何故大手キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)と比べて安いのか?

期待はずれの回答かもしれません、この問いの最適な答えは大手キャリアが高すぎるだけです。

MVNOは自前の通信網を持っていません。大手キャリアから通信網を借りて、それにマージン(利益)を乗せ市場で提供しています。にも関わらず大手キャリアより安いのです。

もともと本来の通信料は大手キャリアも安いのですよ、でもそうできない理由があるんです。

なぜ高い?!日本の大手キャリア

じゃあ何故日本の大手キャリアはこれほどまでに高額なのでしょうか?少々深い大手キャリアの闇を説明します。。

大手キャリアの看板ショップと代理店制度

街の至るところで見かける大手キャリアのショップ。便利ですよねー、質問やら故障かなと思ったら近所のキャリアショップに行けば店員さんが丁寧に対応してくれます。

実はキャリアが自ら運営しているショップは皆無で、ほとんどが委託を受けた代理店が運営しています。全国規模で有名な一次代理店(各キャリアの看板を掲げた店舗、看板ショップを運営できる)だとティーガイア、ITX、MXモバイリングなどですね。ドコモがやっているドコモショップなど都内に数店舗しかありませんので、笑。

余談ですが色んなキャリアを扱っている街の携帯ショップを見かけたことがあるかと思います。もしもしショップ?やら何たらケータイ?みたいなネーミングをしたお店。そのようなショップは二次代理店、三次代理店の位置づけになります。

委託運営しているこのショップの存在が大手キャリアの価格が高い要因のひとつなんです。

大手キャリアはこの委託先に契約販売台数によって手数料・報奨金を支払っています。委託先である一次代理店は大手キャリアから店舗運営支援金も出ますがこれだけでは企業として儲けにはなりません。だから躍起になって契約を獲得しようとします。

上記の通り看板ショップを運営する一次代理店は運営企業が幾つもあり、運営企業によっては店舗ごとに裁量を持たせている場合もあります。これが例えば同じドコモショップでも地域や店舗によってキャンペーン内容が違ったり端末の価格(見せかけの値引き額)が異なる理由です。

シムモビ
ドコモ・au・ソフトバンクは店舗を委託している!
はい、千代田区大手町の新大手町ビルにあるドコモショップは数少ない直営店のひとつだと聞いたことがあります・・・
管理人

ショップ運営のために値引き幅を維持する必要があった

代理店に1件でも多く契約を獲得、端末を販売してもらい自社のシェアを拡大する為にドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアはどうしたでしょうか。

ズバリ、代理店が柔軟にコントロールできる値引き幅を確保する必要があったのです。要は通信料の定価、リストプライスを高く設定する必要がありました。これによって他社との差別化を図ろうとしたんです。

別途説明しますが大手キャリアの携帯・スマホの契約は端末の割賦契約(24回の月賦)と通信(SIM)契約の2本立てです。それをあたかもひとつの契約の如く合算してユーザーに表現している。例えば通信料から端末の割賦月額を割り引いて実質0円とかいう言い方をします。

元々端末はそれほど値引きは出来ません。特にiPhoneはAppleによるグローバルな価格統制が厳しく値引きは一切できません。その為自分達で通信料の定価を高く設定しそこから割引してお得感を出しています。「iPhone7が月額1,000円!」「端末代実質無料!」といわれれば心グラッときますよね。しかしこれ、見せかけの値引きでしかありません。

これが大手キャリアの通信料が高額に設定されている最大の理由です。見せかけの値引きで端末代を安くみせることで他社よりも1件でも多くの契約を獲得しようとしました。

1990年代はじめ、日本での携帯電話普及の為に、多くのユーザーを獲得する為に全国に店舗展開を進めました。店舗運営を委託した代理店には多くの契約を獲得して欲しいし、受託した代理店も当然運営コストもかかるし儲けるためにはひとつでも多く契約を獲得したい。その為には通信料を高額に設定維持せざるを得ないのです。

ユーザーにとって身近なキャリアのショップは利便性が高まる一方で、これらを維持する限り大手キャリアの値段は下がりません。

現在総務省が一所懸命に大手キャリアを叩いていますが、もし仮に安くなったとしたら今のようなユーザーにとって利便性のある多くのショップ運営が困難になり代理店制度は破綻するんです。

難しい問題なのです。。

自社向け端末をメーカーに製造させる費用も馬鹿にならない...
管理人
シムモビ
それもキャリアが出しているの?
そうさ、キャリアから支援を受けてメーカーは端末を製造している。それもこの高い通信費が原資。
管理人

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これだから大手キャリアの高い料金でも納得できる!?

看板ショップ・店舗がある以外に大手キャリアの料金の高額さを納得できる何かが他にあるのか考えてみました。ただ思いつくのはキャリアメールと機械故障時のフォローとサポートぐらいか。あとは何だろ?出てこない...笑。

大手キャリアはインターネットプロバイダも兼ねています。自社のモバイル網から音声通話であれば一般公衆回線へ、データ通信であればインターネット網へと接続させます。よって契約者には自社のドメイン名でメールアカウントを貸与できます、@docomo.ne.jpとか@softbank.ne.jpとかですね。

このメールサーバの運用管理って結構大変なんですよ、それも膨大なユーザー数でしょうから相当な規模の設備が必要でこれらの維持も高額の要因なのか。でもとっくに減価償却済みだと思うのだが。。

あとはサポートでしょうね。携帯スマホが壊れたらとりあえず店舗に行けば代替機貸してくれます。そのあとの手順も教えてもらえますし。ただ認識しておきたいのがiPhoneが故障した場合にはキャリア店舗は何もしてくれないこと。店舗ができることといえばAppleケアへの加入を確認できる程度であとは自分で正規プロバイダに修理を依頼せねばなりません。

私は携帯電話やスマホで通話をほとんどしないので気にならないのですが通話料が安いのは大手キャリアの成せる業です。カケホーダイとかいうやつですね。もしあなたが通話が多いのであれば格安SIMでは逆に高くつくので要注意です。

うーん、でもやっぱり値段分納得できんわ...
管理人

格安SIMが格安な理由

大事なので繰り返しますが格安SIMが安いのではなく大手キャリアが高額すぎるのです。格安SIMの価格は本来の通信価格です。

しかし日本に携帯電話を普及させる為には定価を高額に設定し店舗を出店する必要があったのです。しかも店舗のサービスは充実しててそれに依存しているユーザーも多くいる、例えば機械モノが苦手、詳しくない高齢者や女性など。

上記の通りMVNOは安いけど大手キャリアレベルのサービス・機能はありません。ここはちゃんと認識しておきましょう。それでも「そんな付加サービス不要。大丈夫、問題ない!」というあなたであれば通信費本来の価格である格安SIMをお勧めします。

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