格安SIMの基礎知識

通信速度はどれだけ必要?スマホのデータ通信量と通信速度の関係

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毎週通信速度テストを実施していますがこのシムモビで目安としているのが3~4Mbpsの下りスピードが出ているかどうか。3Mbps未満だとスマホを使う上で「遅い!」だとか「映像が途切れる!」時があるからです。今回はその「3~4Mbpsの下りスピード」を目安にした根拠について説明します。

まずは基本的なところから。

「Mbps」とは1秒間のデータ量を示す単位でMはメガ、bはビット、pはパー(セント)、sはセカンド(秒)、よく「メガビットパーセック」や単に「メガビーピーエス」と呼ばれています。3Mbpsというのは1秒あたり3Mbのデータが流れていること。数字が高いほど1秒間に流れるデータ量が多いのでこれを「速い」、逆に低い数値だとデータ量が少ないので「遅い」という言い方をします。

下りというのはダウンロードのこと。当然逆の上りもあってこれはアップロードといいます。ただスマホを使う場合にはダウンロードが大半です。ChromeやFireFoxなどのブラウザからインターネットを閲覧するのもサーバーに接続し、例えばYahooJapanのサーバーにアクセスしWebサイトのデータをダウンロードしているからスマホの画面にYahooが表示される仕組み。

一方で自分のスマホからデータをアップロードするケースは一部の人を除いてそれほどないかも。一部の人とはSNS好きな人です。ツイッターやインスタグラムに写真を投稿している人であればスマホからデータをアップロードすることになります。ただダウンロードと比較するとそれほど頻度は高くないでしょうからアップロードのスピードについてはそれほど気にしなくてもいいかと。。よって通信速度といえば下り、ダウンロードを指標としています。

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3~4Mbpsの下りスピードを目安にする根拠

下り3Mbpsから4Mbpsを目安としている理由はその通信速度があれば途切れることなくスマホへデータをダウンロードできる、ブラウザの表示も気にならない程度の時間だから。

スマホの利用目的を以下の3つに分けそれぞれのデータ通信量を測定し3Mbps~4Mbpsあれば十分なことを説明します。ここでゲームは種類によって基準が明確にできないので除きました。ひょっとしたらゲームが一番データを使いそうな気がしますけど...

  • インターネット(Webページ)の閲覧
  • 動画の視聴
  • SNS(LINE、Twitter)

今回のデータ量測定で利用したのはアンドロイドアプリの「通信量モニター」、他にも似たようなアプリがありますがフリーながら多機能、そして見やすい。実際に試してみたい人にはおススメのアプリです。

Mb(メガビット)とMB(メガバイト)の違い

ここからはスマホの用途別のデータ量を記載していますが大切なことが1点、データ量の単位はMB(メガバイト)になります。先ほどの速度を示す単位はMb(メガビット)でしたが異なるのでご注意を。1B(バイト)=8b(ビット)です。

例えば下り1Mbpsという速度であれば理論上では1MBのデータ量をダウンロードするのに8秒かかります。1Mbps*8秒=8Mb(メガビット)=1MB(メガバイト)です。

これを頭に置きつつデータ量の実測に移りましょう。

インターネット・Webサイト閲覧時のデータ量

測定はSIMではなく自宅のWiFi環境で行ってます。これは安定した通信環境で測定する目的。利用するブラウザはandroidのChrome、ページを表示する前に毎回キャッシュをクリアにしています。キャッシュについては後述。

結果からいうとWebサイト1ページのデータ容量はおよそ0.5から2.0MBです。皆さんお馴染みのYahooであれば画像情報満載で上下に長いトップページで約2.0MB、シンプルなGoogleのトップ検索画面では約0.4MBでした。

Yahooトップページのデータ量測定

まずはオールクリアな状態に、ブラウザのキャッシュもクリア。画面は通信量モニター。

その後ChromeからYahooのURLを入力して表示。

通信量モニターを更新するとChromeで2.2MBの表示。(他のアプリも何やら一斉に通信が発生...)

アプリ別の情報でChromeを見ると受信で1.9MBを計測、これがYahooトップページのデータ容量!

インターネット・Webサイトのデータ量は1ページ最大2MB

Webサイトの閲覧の場合にはブラウザアプリの設定でキャッシュというものがあります。簡単にいうと一度訪れたことのあるサイトであればまずは前のデータを読み込むもので都度ゼロからWebサイトのデータをダウンロードはしません。キャッシュが残っている限り2回目の閲覧からは表示は速くなります。今回はちゃんとしたデータ量を測定したいのでキャッシュは都度クリアにしてテストしていますけど。

普段はキャッシュをオンにして利用するケースが大半、Yahooであればゼロからダウンロードすると今回は1.9MBですが通常はそれ以下で済みます。それを考慮するとWebサイト1ページの容量は大きいサイズでも2MB程度と理解していいでしょう。

動画視聴時のデータ量

次は動画、先ほどのWebサイトと同じように計測します。ここではYoutubeアプリを使います。計測したサンプル動画は4分55秒のPV(星野源-恋)、動画アプリにもブラウザと同様にキャッシュ機能がありますのでそれをクリアします。

動画再生アプリには画質調整機能があってYoutubeアプリも設定メニューから解像度の指定が可能です。

今回は標準的な画質の480pとYoutubeアプリ最高画質の1080pの2パターンで視聴してみました。ここでpとはプログレッシブの略ですがあえて細かい説明は省きます。。数字が高いほど画質が良い、と理解しましょう。

結果、画質480pの場合で41.0MB、画質1080pで125.9MBを計測。他の動画でも試しましたが5分程度のものでどれも480pで40MB前後、また一般の人がアップロードした比較的粗い動画だと20MBほどのデータ量です。

今回のサンプル動画、恋ダンス...

Youtube動画のデータ量測定

標準画質480pの恋ダンス視聴後、41.0MB。

高画質1080pでの恋ダンス後、125.9MB。アップロードの3.4MBが何をしているのか気になるところ...

長さと画質によって差があるものの標準的な動画は概ね30~40MB

動画の場合、映像時間や画質など動画ごとに異なるので一概にこれだ!とデータ量を示すのは難しいのですが上記の計測からおよそ30~40MBとしておきます。条件としては標準画質で5分、音声付きです。

SNS(LINE&Twitter)のデータ量

最後にSNS、今回LINEとTwitterを計測しましたがこれが最もデータ量を掴みづらい。

LINEもTwitterもアプリを立ち上げた時に同期しますよね、このときのデータ量がまちまちなんです。LINEで友人とのやりとりが多い人であれば立ち上げ直後のダウンロード量は多く、そうでない人は少なくて済みます。Twitterもフォローの数が多く、時間を空けて久しぶりに起動したとなればタイムラインの同期は結構なデータ量になります。

他のアプリと同様にSNSアプリにもキャッシュがありますからそれを削除して計測しました。

Twitterで100人ほどフォローしているアカウントで6時間あけて同期をした際のデータ量がこれで約0.6MB。これは同期なのでダウンロードです。

これは一言つぶやいた直後のデータ量。つぶやきは書き込みだから送信(アップロード)だろうと考え1件0.03MBなのかと思いきや内訳は同時に受信も発生しておりちょっと不明。

続いてLINE、これはある人から1件のメッセージを受信した直後。他人のメッセージだと計測タイミングが難しいので家族にわざわざ送ってもらいました。メッセージ受信1件0.035MBです。

LINEやTwitterなどSNSのデータ量は関わっている人の数に依存する

呟いたとかメッセージを受信したなどSNSでの単発行動のデータ量は大したことないと想定されます。ただ関わっているユーザーの数によって同期時のダウンロードが変わってくるのが注意事項か。

Twitterで同期した際のデータ量が0.6MB、これが一つの目安になるでしょうか。LINEは1メッセージ受信0.035MB、30件のメッセージ受信でようやく1MBに到達です。

3つのデータ量が計測できたところでいよいよサマリーです。

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3Mbpsから4Mbpsで十分快適にスマホが使える理由

データ量を用途別にまとめると以下の結果。

  • インターネット・Webサイト閲覧:0.5MB~2.0MB/ページ
  • 動画視聴:30MB~40MB/5分動画
  • SNS(Twitte&LINE):0.6MB/同期1回

各々のデータ量が分かったところで少々計算、この計算によって下り3Mbpsから4Mbps出てれば十分な理由がはっきりしますので。ここで速度を示すMbpsの意味を振り返ります。下り3Mbpsとは1秒間あたりに3Mb(メガビット)のデータをダウンロードできること、そして1Mbは1MB(メガバイト)の8分の1、1MB=8Mbです。

では最初のWebサイト閲覧のケース、重いサイトでも1ページ2.0MBです。この時3Mbpsの通信速度であればスマホに表示されるまでどれだけ時間がかかるでしょうか?上記の通り1MBは8Mbなので2.0MBは16.0Mbになります。ここで3Mbpsの速度であれば16÷3で約5.3秒でダウンロードが完了し表示される。4Mbpsであれば同じように計算して4秒で表示できます。

言い換えると画像だらけの重いサイトに初めてアクセスする場合に4,5秒で表示可能な速度が3~4Mbpsです。キャッシュがあるサイトであればこれ以下の時間で表示、軽いサイトの代表であるGoogleのトップページは0.4MB(3.2Mb)なので3Mbpsでほぼ1秒で表示されます。

次に動画、標準画質の動画1本30MB~40MBとWebサイトと比べると重いデータでよっぽど速い通信速度でないと快適に見れなさそうですが全くそんなことありません。ここでも少し計算しましょう、今回の動画は5分、秒に直すと300秒です。データ量40MBは320Mb、これが300秒なので1秒あたり1.07Mbのデータの動画ということです。3Mbpsで余裕で閲覧できますね。

高画質の1080pの場合ではデータ量約126MB、同様に換算して1,008Mb、これが300秒だから一秒あたり3.36Mb、3Mbpsだと途切れるけど4Mbpsだと問題ありません。

最後にSNS、同期1回に0.6MBですからこれは4.8Mbで3Mbpsだと1秒ちょっとです。繰り返しますがSNSは関係者(友人、フォロー)の数に比例して同期情報が多くなるので一概に測りづらいです。一例として下さい。

結論!スマホは下り3Mbpsあれば十分に使える!!

スマホで「重いWebサイトでも4,5秒、軽いサイトであれば1秒で表示、標準画質の動画であれば途切れることなく視聴できてSNSの同期は1秒で済む」な下り速度が3Mbpsです。

どうですか?全然OKですよね?私は十分快適だと思います。これがシムモビで通信速度は3Mbps出ていれば十分と目安にしている根拠です。

データの使い過ぎにご注意を!

3Mbps出ていれば十分に使えるのです。快適なスマホライフを過ごすことが出来るのです。しかし1つご注意を、調子に乗って高速データ通信量を使い過ぎないで下さいね!!

上記の通り5分40MBの動画だって普通に手軽に見れちゃいます。でもそんな動画を3本見たら100MBを超えるのです。所要時間はわずか15分ですが消費する通信データ量は120MBになることを肝に銘じて下さい。SNSの同期もそうです、たった0.6MBですが周囲の反応が気になるからといって日に30回も同期したらそれで18MBですからね。

あと冒頭にも書いたゲーム、MVNOによってはポケモンGO用のお得なSIMプランがありますけど...。種類が多いゲームはどれほどデータ量を消費するのか把握するのは困難、可能な限りWiFi環境で行いましょう。

格安SIMの音声通話SIMで最もニーズのあるデータ量は3GBプランです。間違っても快適だからと言って外出先で動画を2,3本見ることなどしないで下さい。スグに割高な追加チャージをすることになっちゃいますので。。

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