格安SIMの基礎知識

周波数帯・バンド・音声通信方式とスマホの関係

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格安SIMを使う場合にスマホ選びには少々注意が必要、そのスマホがどの周波数帯・Band、通信方式に対応しているのか確認せねばなりません。SIMとスマホの周波数帯・通信方式が合致していないと通信不可です。

シムモビ
注意しなきゃって、これどんな場合に?
新しくスマホを買う場合かなー、あと大手キャリアで契約していたスマホを使う場合も...
管理人

キャリアで契約していた端末があってそのまま使いたい場合には基本は同じキャリア系のMVNOのSIMであればOKです。

ドコモで契約した端末であればドコモ系MVNOのSIMで問題ありません。auはちょっと少し事情が違いますけど使えないことはありません。詳しくは改めて説明します。

ここでは新しくSIMフリースマホを購入することを想定、周波数・バンド・音声通信方式とスマホの関係を説明します。

大手キャリアの周波数帯・バンドとスマホの関係

周波数帯とは電波の種類、ある周波数からある周波数までを区切っているので帯=バンドと呼んでいます。このバンド=周波数の幅を決めているのは「3GPP」という国際プロジェクトで日本の団体も参画しています。

シムモビ
周波数は電波の種類、それを区切ったのがバンド!

バンドはそれぞれ特性を持っています。このバンドの特性を生かした電波の利用ができるよう、日本では総務省が用途別にバンド・周波数帯の割り当てを決めています。

【総務省サイト】我が国の電波の使用状況

例えばアマチュア無線やらラジコン、テレビ、衛星通信、航空通信、海上通信等々、用途によって細かく別れています。そこに携帯電話用バンドもあって大手キャリアはそれを使ってモバイル通信を行っています。

ここでややこしいのがキャリアごとに振り分けられたバンドがあること。総務省は携帯通信用にドコモ、au、ソフトバンクに同じバンドを割り当てていません。一部同じバンドもありますがバンドの中の周波数帯でさらにキャリアごとに別けられているので同じ電波を使うようにはなっていません。

スマホを選ぶ時に重要なのがこのバンドなんです。

キャリアによって利用するバンドは異なる!
管理人

確認しよう!スマホの通信仕様

スマートフォンの仕様には必ず通信方式の記載があります。分かりやすいiPhoneで説明、以下はiPhone7の通信スペックの抜粋。

iPhone7の通信方式

  • FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、27、28、29、30)
  • TD-LTE(バンド38,39,40,41)
  • TD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A)
  • CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900、2,100MHz)
  • UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
  • GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)

着目してほしいのは「FDD-LTE」、これは4G/LTE通信を行うバンドを示しています。ずらずらっと対応しているバンドが並んでいます。これがiPhone7が対応しているバンドです。

そして大手キャリア別の割り当て使用バンドは以下のとおり。

見比べるとiPhone7は日本国内のキャリアが使っている全てのバンドに対応しています。よってiPhone7のSIMフリー版はどのキャリアのSIMを挿入しても利用できる仕様なんですね。

シムモビ
iPhoneすげー

続いてリーズナブルかつオシャレで大人気のHUAWEI NOVA lite。

HUAWEI Nova liteの通信方式

  • FDD-LTE : B1/3/5/7/8/19/28
  • TDD-LTE : B40
  • W-CDMA : B1/5/6/8/19
  • GSM : 850/900/1800/1900MHz
  • Wi-Fi 802.11b/g/n準拠 (2.4GHz), Bluetooth® v4.1 with BLE
  • 最大接続台数:8台

同じくFDD-LTEを見るとiPhone7より少ないです。先ほどのキャリア別バンド表と見比べると全てをカバーしているのはドコモのバンドのみでauとソフトバンクは未対応のバンドがあります。

これがドコモ通信網しか保証していないSIMフリースマホの仕様。言い換えるとHUAWEI NOVA liteにau系、ソフトバンク系MVNOのSIMを挿入しても繋がらない(繋がることもある)、メーカーとしては正常な動作を保証していないのです。

部分的にバンド対応していてもスマホとして意味がない...
管理人

音声通信方式の違い

音声通話通信網についてもiPhone7とNOVA liteで比較しましょう。

まずiPhone7の仕様にある通信方式を簡単に説明すると以下のとおり。

  • TD-SCDMA ー 中国向けの3G、音声通話の通信方式
  • CDMA EV-DO Rev. A ー CDMA2000の通信方式
  • UMTS/HSPA+/DC-HSDPA ー 欧米向け、W-CDMAの通信方式
  • GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)ー 前世代の3G、音声通話の通信方式

ここでCDMA2000はauが、W-CDMAはドコモとソフトバンクが利用している音声通話方式です。よってiPhone7はどのキャリアの音声通話にも対応していることが分かります。

シムモビ
iPhone、マジすげー!

次にNOVA lite、

  • W-CDMA : B1/5/6/8/19
  • GSM : 850/900/1800/1900MHz

W-CDMAとGSMにしか対応していません。上記の通りW-CDMAはドコモとソフトバンクの通信方式でGMSは少し前の通信方式。HUAWEI NOVA liteはドコモとソフトバンクの音声通話しか対応していません。auは不可です。

音声通話通信方式は呼び方が色々あるのでご注意を...
管理人

格安SIMを使うスマホは通信方式の仕様をチェックしましょう

以上をまとめるとiPhone7は高速データ通信(4G/LTE)と音声通話ともに国内の大手キャリアすべてに対応したスマホであることが分かります。一方でNOVA liteは高速データ通信はドコモのみ全てのバンドをカバー、音声通話はドコモとソフトバンクに対応と明らかにドコモ系MVNOをターゲットとしたスマホです。

ポイントをまとめると以下の通り。

  • 大手キャリアの利用する周波数帯・バンド・通信方式が決まっている
  • MVNOのSIMもMNOのバンドを引き継ぐ
  • スマホによって対応しているバンド・通信方式は異なる
  • バンド・通信方式未対応のキャリア系SIMは正常動作しない

最近では安価なSIMフリースマホが登場しましたが高価なスマホとの差はこんなところだったりします。例えば今回比較対象にしたHUAWEIのNOVA lite、実は上位スペックのNOVAは4G/LTE、音声通話ともに3キャリアに対応しています。

ドコモ系MVNOならどのSIMフリー端末も使えますがau系MVNOのSIMを使う場合にはまだまだ注意が必要です。各MVNOの動作確認端末を見るのが間違いないでしょう。

SIMのバンドと音声通話方式、それに対応したスマホ選び。間違えると大変です。少しでも不安な人はMVNOのスマホセットがおすすめです。

シムモビ
全キャリア対応のiPhone、すげースゲー!!!
管理人
iPhoneはただカッコいいだけじゃない。機能的にも優れているから高額なんです!

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